カテゴリ:販売中古車 2017年1月21日
みなさーん、こんばんは!
大雪の日々も過ぎ、太陽が顔を出す時間も多くなってきた新潟県阿賀野市です。
注文を受けた中古車を徹底的に探している日々です。
今日起きた出来事は、中古車探しの参考になりそうだったので、お伝えします。
それでは1枚の書類を見てください。
これはオークションに出品される出品票(車の状態書)です。
右上にある点数は「評価点」で、このクルマの総合評価とお考えください。
年式・走行距離などの情報と、ボディーや室内の程度を、オークション会場の検査員がチェックしてまとめて評価をつけています。
より細かい情報は、車の展開図にあります。
クルマのどこにどのようなダメージがあるのか?を、記号と数字で表示しています。
中古車を仕入れる時には、オークション会場が公開するこの資料を参考にしています。
「A」はキズ、「U」は凹みです。
数字は度合いで、大きければダメージも大きいです。
例えば、「A1」であれば5㎝未満のキズです。
このクルマを見ると、前後のバンパー両側にスリキズ、右リヤドアに長めのキズが付いているのがわかります。
塗装剥がれがあるほどの深いキズなのか、磨きで消える程度の薄いキズなのかは、この時点ではわかりません。
状態によっては少し補修が必要になりますが、写真を見る限りでは悪そうな印象はない感じです。
現車確認をしました。
状態はそれほど悪くはありませんでしたが、ここには書いていない部分がわかりました。
それはエンジン、機関系です。
エンジンオイルが規定値より多く入っていました。
オイル汚れはひどくないので、たぶん減っていたのを補充して、そのまま出品したのかな?という印象です。
オイルキャップの中を覗くと...正体が見えました。
大量のスラッジ(写真はイメージ)
※劣化したオイルが金属磨耗粉と酸化してできたものを言います。
オイル管理が悪い証拠で、オイル消費も早いのでは?と考えられます。
当然ですが、このクルマ仕入れようとは思いませんので見送ります。
出品票と写真を見る限り問題なさそうですが、機関系で不具合を確認することもあります。
当社は、3重の下見チェックで見極めています。
納得の中古車購入の近道は、仕入れ情報を教えてくれるお店を選ぶことです。
参考にしていただければ嬉しいです(^ー^* )
追伸:ちなみにこのクルマは、どうなったと思いますか?
どこかのお店が落札をしました(○ ̄ ~  ̄○;)
エンジンの状態をわかってて仕入れたのでしょうかね~???